
ロシアにはちょっと変わった祭りがある。
ベレズニキという小さな町では、夏になると蚊をメインにした祭りが3日間開催される。はじめは冗談で開催された祭りだが、2013年以来ずっと続いている。

蚊に刺されまくって勝利を勝ち取れ
蚊祭りでは、蚊に扮装して行進する「蚊装行列」や蚊のような長くて細い足を競うコンテストなどいろいろなイベントが行われる。

その中でも一番変わっているのは「最高に美味しい女性コンテスト」だ。
ミニスカートかショートパンツを履いた女性が20分間蚊に刺されまくり、誰が一番多く刺されたかを競う、考えただけでも体中がかゆくなりそうなコンテストだ。

初回2013年では100カ所以上も刺された女性が優勝した。審査員には万が一に備えて、医師が1名含まれている。
なぜこんな祭りが?
ロシア各地では毎年夏に蚊が大量に発生する。
カムチャッカ東部では例年より気温が高いせいで蚊が異常発生し、無数の蚊柱が竜巻のように地上から空に伸びていた。

ロシアでは良く蚊柱がたつので、蚊をモチーフにした祭りがあるのかもしれない。
蚊柱に捕まったら無数に刺される?
ちなみに基本的に蚊柱の中にいても蚊に刺されることはあまりない。
蚊柱は数匹のメスの蚊と、交尾を求める1万匹にも及ぶオスの蚊が集まってできる。オスの蚊は刺さないのだ。
ただし大群に囲まれるのは気持ちが悪いし、蚊に混じってもっとやっかいなミジーもいるので要注意だ。ミジーは蚊よりずっと小さいハエで、刺されると数日後猛烈にかゆくなる。
蚊はジカウィルスや日本脳炎など伝染病を運ぶ媒介としても知られる。コンテストに参加する女性が伝染病にかからないか心配だ。
引用元:
Oddity Central