もったいないから捨てない。廃棄ビールでエコ発電(オーストラリア)

 コロナの影響によりレストランやバーで休業・営業短縮が続いている。気になるのは行き場を失った食材である。

 オーストラリアでは、賞味期限が切れてしまい廃棄処分するしかなくなったビールの再利用に目をつけた。

廃棄ビールは週15万キロリットル

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 オーストラリアでは血中濃度が0.05%以下であればアルコールを摂取しても車の運転が許されている。

 そのため1人当たりのビール消費量は世界の中でも多く、2018年の年間ビール消費量は190万キロリットルだ(2018年、キリンホールディングス調べ)。

 外で飲むのを自粛して家飲みが増えたとはいえ、ビールの消費量は下がった。

 その影響で週に約15万リットルのビールが賞味期限切れになっている。これは350mlの缶ビールに換算すると約43万缶に相当する量だ。

古いビールは再生可能エネルギーに変換を

 そこで西アデレードにあるグレネルグ下水処理場では、この春から廃棄ビールを発電エネルギーに変えている。

  グレネルグ下水処理場ではもともと施設の8割の電気を、下水処理で発生した汚泥を発酵させ、発生したバイオメタンガス(バイオガス)で発電したエネルギーでまかなっていた。

 ビールも同様に天然のバクテリアで分解しメタンガスを発生させて発電することができる。

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 この処理場で、ビールの再利用による1カ月の発電量は600メガワット以上で、処理場の電力消費以外にも約1200世帯の電気をまかなうことができる。

日本でも廃棄ビールを再利用

 野球観戦で欠かせないビール販売だが、開幕延期で賞味期限が切れて販売できなくなったビールが大量にある。

 DeNAベイスターズは、球団ビールを製造する酒造会社とともに再利用の開発をした。

 ビールを蒸留してアルコール濃度を70%まで高め、消毒液として利用できるようにしたのだ。約3000リットルのビールから180リットルの消毒液が作れる。

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 球団はその消毒液を球場に設置し、コロナ対策として利用している。観客が安心して試合観戦ができるようにという心遣いが嬉しい。

引用元:
EURO News

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