ポンペイ遺跡の首なし遺体 本当の死因は想像を絶するものだった

 イタリアの古代都市ポンペイは、2000年前のヴェスヴィオ山の大噴火により一夜にして地中に埋まった悲劇の都市だ。遺跡の発掘調査によって、頭部のない男性の遺骨が発見された。

 考古学者たちは男性が噴火で飛んできた岩に押しつぶされて亡くなったものだと推測した。そのためインターネット上では「歴史上最も不運な男」と話題になった。

 しかし数ヶ月後、新たに発見された男性の頭蓋骨によって「本当の死因」が判明した。

あゝ無情・・・

 男性の頭蓋骨は口が大きく開いた状態で発見されたことから、研究グループは男性が火砕流に巻き込まれて窒息死したと発表した。

火砕流 image credit: Bing

 火砕流とは、火口から出た火山ガスや火山灰、石くずが混じり合って山の斜面を流れ下る現象で温度は約700℃、スピードは時速80キロを超える。

 「岩や灰を含んだ熱風で、風速はハリケーン級。熱風の通り道にあるものはすべて破壊します」

 米スミソニアン協会のグローバル火山プログラム(GVP)のディレクターであるベンジャミン・アンドリュース氏は言います。

 「火砕流に巻き込まれたら、ほぼ確実に死ぬでしょう」と続けた。

 男性の脚は感染症にかかっており、これが原因で逃げ遅れたのではないかと考えられている。

photo credit: History.com

 首の周りから銀貨と青銅貨が入った袋が発見され、有り金を持って火山噴火から逃げようとしていた事も判明した。

 現代でもヴェスヴィオ火山が噴火した時に何が起こったのかを 正確に再現することはできていないが、この不幸な男性が山を見上げた時に何を見たかのか光景を思い浮かべることはできる。

 「山から降りてくる大きな恐ろしい黒い雲を想像してみてください」とアンドリュース氏は言う。迫り来る死の恐怖の中で、男性は最期に何を思ったのだろう。

image credit: Bing

引用元:
History.com
National Geo Graphic

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