
世界には3500種のヘビが存在し、そのうち600種類が有毒です。ヘビの事をもっと知ってもらうために、めずらしいヘビを5種類ご紹介していきましょう。
1.マダガスカル葉鼻ヘビ


アフリカに近く、東インド洋に浮かぶマダガスカル島にのみ生息しているヘビで、葉っぱのような見た目をしていることから名付けられました。
オスは赤茶色の背に黄色の腹で先細りの鼻、メスは擬態しやすいまだらで灰色の背に平らな葉の形の鼻が特徴です。
普段は木の枝に紛れて潜んでいます。毒性は低いですが、奥歯に毒牙を持っており、もしかまれたら蜂に刺された時のように腫れます。
2.ヒゲミズヘビ

東南アジアに生息している淡水中に暮らすヘビで頭にひげのような触手を持っています。めったに陸には上がってきません。
視覚に頼らず触手で水の振動を感じとるので、濁った水でも餌の小魚を捕らえることができます。素早くかみつき、毒により捕らえた獲物を一瞬で仕留めます。
人間に害はなく、危険を察知すると体を硬直させ、まるで棒のように擬態します。
3.ヘアリ―・ブッシュ・バイパー

中央アフリカのやぶの中に生息するマムシの仲間で、体全体がトゲのようなうろこで覆われています。学名アセリス・ヒスピダと呼ばれ、ラテン語で毛深いという意味を表します。
相手をまひさせる神経毒と大量出血を促す出血毒を持っており、人間でもかまれたら命に危険が及ぶ恐れがある猛毒のヘビです。
4.レインボウ・スネーク

最長168センチと比較的大きいヘビで南米の水辺に生息していますが、その生態はあまり知られておらずめったに姿を見ることも出来ない貴重なヘビです。
毒性はなく、光沢のある黒い背には頭からしっぽまでのびた3本の黒いしまがあるのが特徴で、南米で最も美しいヘビの一つと言われています。
5.トビヘビ

東南アジアに広く生息し木の上で生活するヘビで、枝から枝へと飛んで移動します。
トビヘビは空中でろっ骨を広げ、体をくねらせながら空気抵抗をうまく使い飛距離を伸ばします。その中でもパラダイストビヘビは100メートルも飛ぶことができます。


世界にはまだまだ珍しいヘビがたくさんいますので、ちょっと調べてみたら楽しいかもしれませんね。
引用元:
NDTV.com