戦火から街を守った世界の7つの壁

 何百年たってもいまだに街を守ってくれている壁が世界中に残っている。街全体を包む壁は、まるで中世にタイムスリップしたかのような感覚を覚える。

 今回は現存する世界の壁から7選紹介していこう。

1.丘の上のカルカッソンヌ(フランス)
photo credit: Bing

 南フランスのカルカッソンヌは丘の上に立つ、周囲が壁で囲まれた城塞都市である。

 紀元前600年以降の古代ローマ帝国時代に築かれた城壁が未だに現存しており、1200年代には新たに2重壁が築かれている。約2500年の歴史を誇る城壁だ。

 1997年には城塞都市全体がユネスコ世界文化遺産に登録された。

2.旧市街を守るアビラ市壁(スペイン)
photo credit: Bing

 スペインのカスティーリャ・イ・レオン州にあるアビラには旧市街を取り囲む壁がある。

 11世紀にイスラム教徒からの攻撃を防ぐために築かれた壁は、全長約2.5キロ、高さ平均12メートル、厚さ3メートルあり、その重厚な壁は見る者を圧倒する。

 1985年に「アビラ旧市街と市壁外の協会群」という名称で世界文化遺産として登録された。有料だが市壁に登ることもでき、中世を思わせるような旧市街を見渡すことができる。

 昼間の壁も素晴らしいが、夜にライトアップされている壁も圧巻だ。

photo credit: Bing
3.明清時代の城郭 平遥古城(中国)
photo credit: CGTN.com

 平遥古城(へいようこじょう)は1997年に世界文化遺産として登録された中国山西省にある城郭都市である。

 1370年明代に築かれた全長6.4キロの城壁は、均整のとれた美しい作りをしており、一部改修が行われたものの初期の原型をそのまま残している。

 城壁内の都市は、明清時代に足を踏み入れたかのような伝統的な建築が立ち並ぶ。

photo credit; Dreams Time
4.アドリア海にたたずむドブロブニク(クロアチア)
photo credit: UNESCO

 アドリア海に突き出したような形のドブロブニクの町は、ジブリの「紅の豚」のモデルの一つとも言われている。

 16世紀に海からの敵の侵入を防ぐために築かれた巨大な石壁は、1667年に街の多くが被害を受けた地震でも倒壊することはなかった。

 1979年に街ごと世界文化遺産に登録された。城壁を登ると、真っ青なアドリア海とオレンジ一色の街並みを望むことができる。

photo credit: Earth Trekkers
5.おとぎの国(エストニア)
photo credit: Bing

 タリンは新市街と旧市街が融合したエストニアの首都だ。旧市街は城壁に囲まれ、世界文化遺産に指定されている。13世紀から建築が始まった城壁は16世紀にすべて完成した。

 オレンジ色の屋根をした城壁の塔がおとぎ話に出てくるようだ。中世の建造物を残す城壁内の旧市街地ではHBO人気テレビドラマシリーズ、ゲーム・オブ・スローンズの撮影が行われた。

6.王妃の村 オビドス(ポルトガル)
photo credit: Bing

 13世紀、オビドス村を訪れたイザベル王妃はその景観の美しさに魅了される。そこでデニス王は王妃にオビドスの村をプレゼントし、村は19世紀まで代々王妃の直轄地として栄えた。

 少し高台にある古城(現在はホテル)と眼下に広がる村を城壁が囲んでいる。古城に向かって登り坂になっている城壁の上を歩くと、真っ白な壁に青や黄色で縁取られた家々を見下ろすことができる。

7.ゴーストの街 ヨーク(イギリス)
photo credit: Oddee

 ヨークシャー地方にあるヨークは12世紀~14世紀にかけて築かれた城壁に守られたイギリスの古都だ。北ヨーロッパ最大のゴシック様式のヨーク大聖堂があり、街並みも中世の名残がある。

 ローマ時代から行われていた拷問や恐ろしい出来事から「最も呪われた街」としても有名で、夜な夜な幽霊が出るスポットをめぐるツアーが人気だ。

photo credit: Photo everywhere

引用元:
Oddee.com

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